コラム

2020.03.26Thursday

一軒家にも使ってほしい!命を守る防炎カーテン

防炎カーテンの特性を知って納得!防炎カーテンに変える理由

防炎カーテンは命を守るためのもの

現在、消防法第8条の3第1項で指定された防火対象物として、高層建築物(高さ31名―トルを超える建築物)と、地下街(地下の工作物内に設けられた店舗、事務所その他これらに類する施設で、連続して地下道に面して設けられたものと当該地下道とを合わせたもの)が指定されています。

防炎対象物品としては、カーテン、布製ブラインド、暗幕など、全8品目が「政令で定める基準以上の防炎性能を有するものでなければならない」とされています。

「カーテンを防炎カーテンに変える」
ただそれだけで守られる命があることを知ってください。

※ここに一覧を作表するか検討中※

消防法は過去の火災事故の検証結果から、火災が発生した際の被害を拡大させないために常に改正されています。
昭和23年に東京都の火災予防条例で「講習集合所において可燃性装飾用材料を使用する場合は、有効な不燃剤で処理しなければならない」と規定されたのが最初です。

昭和26年ごろ、火災予防条例準則に防炎規制等を規定(国家消防庁)。
装飾品関係や障子紙やシート(布)など建築資材に使用する防炎薬剤について研究が始まり、防炎液や防炎布の企画が制定されました。

しかし、防炎の厳しい判断基準が制定され研究が進む中でも、残念なことにたくさんの命が奪われる大規模な火災は何度も起こっています。

消防法では「高層建築物(高さ31名―トルを超える建築物)」と指定されていますが、高層建築物だけではなく戸建てや集合住宅にお住まいの方にも防炎カーテンをお勧めしたいと思っています。

「たかがカーテン」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、防炎カーテンに変えたことにより命や財産が守られた方が大勢いらっしゃるのです。

特に、高齢のご家族や小さなお子様、ペットがいらっしゃるご家庭こそ、防炎カーテンを強くお勧めしたいです。

防炎カーテンとは??

防炎カーテンとは、「燃えない」ではなく、「燃えにくい」カーテンの事です。
繊維製品に防炎加工を施すと、万が一の時は炎が当たった部分が焦げるだけで着火せず、着火しても延焼拡大する事がありません。

防炎カーテンは、日本防炎協会によって行われる防炎性能基準試験に合格してはじめて「防炎加工」のラベルを表示することができ、「防炎カーテン」として販売することが可能となります。
また、防炎加工商品を取り扱う場合は消防庁長官により認定を受けなければ販売は出来ません。

防炎表示と防炎ラベル
https://www.jfra.or.jp/member/b03_01.html

※防炎カーテンのお手入れ方法について書く予定

テーブル内に画像が配置できない!!! 防炎ラベルのイメージ
水洗い洗濯及びドライクリーニングについての基準に適合するもの (イ)縫付
水洗い洗濯についての基準に適合するもの (ロ)縫付
ドライクリーニングについての基準に適合するもの (ハ)縫付
洗濯後は再防炎処理の必要があるもの (ニ)ちょう付
洗濯後再防炎処理したもの (ホ)ちょう付(ヘ)ちょう付

防炎カーテンの効果

youtubeの消防庁動画チャンネルがあるのはご存じですか? 消防庁動画チャンネル には、防災や防火などに関する様々な情報があります。

その中から、防炎カーテンと非防炎カーテンの燃焼実験映像をご紹介いたします。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=10&v=vwKNNBLfKwU&feature=emb_logo

上記の比較実験の動画だと「ふ~ん。防炎カーテンってすごいんだ。」くらいに思われるかもしません。
安全な環境での比較実験ですし、炎がカーテン以外に延焼する前に動画は終わっていますし。

次にご紹介する 公益財団法人日本防炎協会の動画ですが、もう少し生活感のある状況での比較実験です。
しかも、これでもかというほどリアルに燃えています。
始めてこの動画を見た時、「もし、自分の家がこんな風になったら」と想像してしまい背中が寒くなりました。
防炎カーテンに変えることも大事ですが、火事にならないよう日頃からの防火意識が一番大事ですね!

公益財団法人日本防炎協会の防炎チャンネルより
「カーテン着火から建物火災へ」

https://youtu.be/Ne7tJHTCsJ4

防炎加工ではない普通のカーテンに着火した場合、着火後すぐに天井まで火が届き、あっという間に燃え落ちて今度は床に火が燃え移りました。
6分30秒後には一面が火の海に・・・。

防炎カーテンを、高層建築物に限らず全ての方におススメしたい理由がおわかりいただけたでしょうか?

一般のカーテンに対し、防炎加工されたカーテンは焦げて穴が開く事はあっても炎が舞い上がるような大惨事にはつながりません。
防炎カーテンは一部のみを焼損しただけで延焼拡大を抑えることができます。
万が一の際、初期消火や避難が可能になり、大切な命を守る結果につながります。

また、近隣からの延焼を食い止めた事例もあります。

消防庁 ― 防炎の知識と実際《防炎普及用資料》

あなたのお部屋を彩るカーテンで、大切な命を守りましょう。

満天カーテンではカラフルで可愛い防炎カーテンや、水彩花柄の美しい防炎カーテンをご用意しております。

厚地カーテンだけでなく、レースカーテンも防炎をお選びになればさらに安心です!

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ぜひ、一度、ご覧になってください!